フェラガモが創業したのは1896年。人口僅か4500人というイタリアにある小さな村、ボニートで誕生した。この小さな村でひっそりと産声を上げたフェラガモが近年においてここまでの地位と名声を得たのか。
9歳の時から靴に興味を持ち、そして靴を作ることにみせられたフェラガモは14歳の時に渡米し映画界に身を投じた。映画で使用する靴のデザインや製作を手がけ、そしてフェラガモの靴に魅了された多くの映画スターがフェラガモを履いたことはその評判と品質を世に広めるには十分なものだった。フェラガモの靴はそのデザインが優れていることは言うまでもないがもちろんそれだけではない。フェラガモは多くの靴ブランドがそれを探し・追い求めたようにその履き心地にも徹底的にこだわった。このことは南カリフォルニア大学において解剖学を収めるきっかけにもなる。まさに執念とも言えるほど靴作りに没頭していった。フェラガモの靴が完成するまでには全134工程もの作業が必要で現在においてもその大部分を手作業にこだわり職人が作り続けている。
創業からレディースのシューズメーカーとしてその名を広めたがサルヴァトーレ・フェラガモが逝った後、1965年により世界中の紳士が求めたメンズのラインが誕生する。フェラガモの作るメンズシューズはそれまでにレディースシューメーカーとして培ったノウハウと技術を活かし、瞬く間に世界中の紳士からオーダーを受けるようになった。